Native Client向けのゲームをLuaで開発「Aroma」
AromaはLuaを使ってNative Client対応のゲームを開発するフレームワークです。
Google ChromeにはNative ClientというWebブラウザ上でネイティブコードを実行する技術があります。そんなNative Clientを使ってゲームを開発するためのフレームワークがAromaです。
中央にいるキャラクターを操作するアクションゲームになっています。
AromaはC++ではなくLuaを使って開発します。そしてコンパイルすると.nexeファイルを生成します。AromaはLua APIの他、JavaScript APIも提供しており、HTMLファイルと組み合わせて利用もできるようになっています。
AromaはGoogle Chrome用、MIT Licenseのオープンソース・ソフトウェアです。
MOONGIFTはこう見る
ここ最近Native Client周りの話題が多くなってきています。サンドボックス化されているとは言え、Native Clientではネイティブコードを実行できるのでJavaScriptに比べると高機能なソフトウェアを開発できます。C++で作るのが一般的ですが、他の言語まで使えるようになればさらに利用範囲は拡大するでしょう。
そうなれば無理にJavaScriptで解決しようとするだけでなく、Native Clientで対応してしまうという手法も見えてくるでしょう。何よりChrome OSにとっては大きな成果になるはずです。さらにAndroid向けへの展開など、Native Clientが広まれば面白い展開が見えてくるでしょう。