UMEKitはiOSアプリ風UIをMac OSX上で動作させるフレームワークです。

ちょっと古いですが一応動いたのでご紹介。Mac OSXアプリとしてiOSアプリ風のデザインで開発できるようにするフレームワークがUMEKitです。


デモアプリです。本当にiOS風です。


タブを切り替えたりできます。


ボタンを押してビューを切り替えます。


画面の大きさを変更できます。


Xcodeでデザインを見た場合です。


アプリにするとずれていましたがデザインでは問題ないようです。

UMEKit APIはほぼiOSのUIKitに則ったものになっています。iOSアプリをMac App Storeでも販売したいという時に使えるかも知れません。

UMEKitはMac OSX用、Apache License2.0のオープンソース・ソフトウェアです。

MOONGIFTはこう見る

Mac OSXとiOSは徐々に融合し始めています。Windowsも8のMetro UIによってスマートフォンと統合されようとしています。AndroidはPC向けのOSを持たないため、その点で一歩不利な状態と言えるでしょう。APIを完全に共通化するのは難しいですが、Mac OSXの場合はChameleonやUMEKitが頑張っています。

面白いのは流れ的にスマートフォンがデスクトップ化するのではなく、デスクトップがスマートフォン化してきているという点です。スマートフォンが高機能化し、デスクトップを食ってしまうのではなく、デスクトップ側がどんどんスマートフォンに近づいています。今後もこの流れが続けば、スマートフォンレベルに操作のシンプルなコンピュータになっていくかも知れません。

UMEKit - Open Source UIKit for Mac OS X Cocoa Desktop Applications

itod/umekit - GitHub