EnyoはHPがリリースしたWebアプリケーションフレームワークです。モバイル、デスクトップ双方で動作します。

EnyoはHPがwebOSのオープンソース化ロードマップとともに発表されたHTML5のWebアプリケーションフレームワークになります。特にスマートフォンに適したオブジェクト指向のフレームワークになります。


サンプルです。左側がコード、右側がその実行結果です。


ボタンを押すとテキストが追加されます。


同様に色が変わるサンプルです。


消したり表示したりします。


ボタンを追加していくサンプルです。


Flickr画像検索&ビューワーのデモです。


こちらはYouTubeの検索&ビューワーです。


ボールが落下するデモです。


WebKitに最適化されたモックです。


頭文字ごとにグループ化されたリストです。


ボタンです。


日付ピッカーです。


サンプルゲームです。同じ動物を縦横に3つ並べると消えます。サウンド付きです。

Enyoは現状、デスクトップのWebブラウザにも対応していますが、モバイル対応を優先的にして開発されることになっています。カスタマイズの容易さ、軽量で高速、単一での動作、スケールのしやすさを特徴として掲げています。

EnyoはJavaScript製、Apache License 2.0のオープンソース・ソフトウェアです。

MOONGIFTはこう見る

JavaScriptによるWebアプリケーションフレームワークも数多く出てきていますが、そろそろ本命とも言える存在が出てきたかも知れません。ゲームからWebアプリケーションまで幅広くこなせること、webOSの血脈を受け継ぐのはとても魅力的です(webOSはOS自体がWebアプリケーションになっています)。

Enyoの面白い点として、HTMLを記述せずJavaScript内にコードと一緒にコンテンツを記述するということがあります。雰囲気的にはTitaniumに近いかも知れません。HTMLを書かないことでデザインの束縛から解放され、より自由度の高いWebアプリケーションが生まれるかも知れません。

Enyo JavaScript Application Framework

enyojs/enyo - GitHub