HP製のJavaScriptフレームワーク「Enyo」
EnyoはHPがリリースしたWebアプリケーションフレームワークです。モバイル、デスクトップ双方で動作します。
EnyoはHPがwebOSのオープンソース化ロードマップとともに発表されたHTML5のWebアプリケーションフレームワークになります。特にスマートフォンに適したオブジェクト指向のフレームワークになります。
サンプルゲームです。同じ動物を縦横に3つ並べると消えます。サウンド付きです。
Enyoは現状、デスクトップのWebブラウザにも対応していますが、モバイル対応を優先的にして開発されることになっています。カスタマイズの容易さ、軽量で高速、単一での動作、スケールのしやすさを特徴として掲げています。
EnyoはJavaScript製、Apache License 2.0のオープンソース・ソフトウェアです。
MOONGIFTはこう見る
JavaScriptによるWebアプリケーションフレームワークも数多く出てきていますが、そろそろ本命とも言える存在が出てきたかも知れません。ゲームからWebアプリケーションまで幅広くこなせること、webOSの血脈を受け継ぐのはとても魅力的です(webOSはOS自体がWebアプリケーションになっています)。
Enyoの面白い点として、HTMLを記述せずJavaScript内にコードと一緒にコンテンツを記述するということがあります。雰囲気的にはTitaniumに近いかも知れません。HTMLを書かないことでデザインの束縛から解放され、より自由度の高いWebアプリケーションが生まれるかも知れません。