Three20に代わるiOSフレームワーク「Nimbus」
NimbusはThree20のコンセプトを引き継いだ新しいiOSフレームワークです。
NimbusはThree20から大いにインスピレーションを得たiOSフレームワークになります。様々な点を改良し、今のスタイルにあった新しいフレームワークを目指そうとしています。
サンプルのアプリです。フォトアルバムカタログで、メモリモニタリングもついています。
NimbusはThree20と比べて次の改善が行われています。ドキュメントの充実、依存関係の明確化、Kitchen sinkを分かりやすく、ビルド構造を分かりやすく、バグフィックス、テストカバレッジの重視などです。
NimbusはiOS用Objective-C製、Apache License 2.0のオープンソース・ソフトウェアになります。
MOONGIFTはこう見る
どれだけ良いソフトウェアであっても継続されていく開発の中で新しいニーズに対する解決策を模索する内に徐々にコードが複雑化し、機能追加しづらくなっていくものです。そのため定期的に見直しをかけたり、一気にリファクタリングが行われたりします。
こうした時、企業で作っているソフトウェアの場合、目の前の利益だけを優先してしまうとなかなか全面改修は困難です。オープンソースの場合、コミュニティが健全に活動していればその時の最新の手法に則って構築し直せるはずです。もちろん、プロジェクト名が変わったり、分岐したりすることもあるでしょうがコンセプトは生き続けます。中長期的に見れば、オープンソースの方が息の長いソフトウェアを生み出せるでしょう。