大型Webアプリケーションを開発する際に使えるJavaScriptフレームワーク「AngularJS」
AngularJSはMVCモデルを徹底したJavaScript製のWebアプリケーションフレームワークです。
Webアプリケーションを開発する際にJavaScriptを素のままで使うのはナンセンスになってきました。JavaScript用Webフレームワークを活用して手早く組み立てていくべきです。そのためのソフトウェアとしてAngularJSを紹介します。
JavaScriptのコードです。ルーティングやテンプレート、コントローラを指定してます。
Hello Worldのサンプルコード。JavaScriptによるハンドリングが見当たりません。
入力チェックを含めたフォームサンプル。こちらもごくシンプルなコードです。
AngularJSではMVCを徹底し、HTMLはテンプレートとして使うことでコードとビューが極力分かれるようになっています。またビューとデータモデルは常に同期しており、データの変更に伴う再レンダリングは無用です。サイズは60KB以下で(Gzipで24KB)、一つのファイルを読み込むだけで使えます。jQueryとの連携も可能です。
AngularJSはJavaScript製、MIT Licenseのオープンソース・ソフトウェアです。
MOONGIFTはこう見る
JavaScriptによるWebアプリケーションフレームワークも数多く出揃ってきました。JavaScriptの場合、入力データがHTML中に書かれているため、HTMLとの切り離しが難しくなっています。そのためWebアプリケーションフレームワークとしては、MVCを徹底したものと逆に密接にしたものとの二つに分かれてきています。
小さなWebアプリケーションであれば後者のビューとコントローラが一緒になったものが良いと思われます。逆に大型なWebアプリケーションの場合、作業の分担と言う意味も含めてMVCが分かれたフレームワークを選ぶべきでしょう。サーバサイドと同様にJavaScriptもフレームワーク活用の時代になってきたようです。