HTML5を使ったオンラインドキュメンタリー「One Millionth Tower」
One Millionth Towerはカナダ国立映画庁作成のHTML5製オンラインドキュメンタリーです。
HTML5やWebGLを使って何ができるのか、色々思い描きつつもなかなか実際に取り組むのは困難です。そこでOne Millionth Towerをぜひ見て欲しいと思います。カナダ国立映画庁作成によるOne Millionth TowerプロジェクトはHTML5/WebGLを駆使して作られたオンラインドキュメンタリーとなっています。
3D空間がぐりぐり動きます。マシンパワーはそれなりに使います。
これがHTML5+WebGLの力なのか…と思い知ることができます。
ドキュメンタリーも動画という訳ではなくWebGLを使ってぐりぐり動きます。
写真やドローが合わさってバーチャルな感じのドキュメンタリーが楽しめます。
こういう一つ一つの動きがダイナミックで見ていて飽きさせません。
最後に自分の居住地を入力すると、その居住地と100万タワープロジェクトが一緒に表示されるおまけ付き。こんなダイナミックな表示もHTMLならではです。
こちらは探索(エクスプローラー)。周囲を回転しながら楽しめます。
One Millionth TowerではWebGLとHTML5の力をフルに使ってダイナミックなドキュメンタリーを作り上げています。単なる動画とはまた違う面白さがあります。
One Millionth TowerはHTML5/JavaScriptを使ったソフトウェア(ソースコードは公開されていますがライセンスは明記されていません)になります。
MOONGIFTはこう見る
カナダ国立映画庁というのがあるのにも驚きましたが、さらにオンラインでドキュメンタリーを作ったり、その技術がHTML5だったなどと驚かされる点が多いのがこのプロジェクトです。技術力もさることながら、それをドキュメンタリーとして仕上げる構成力も素晴らしいです。
ここまでの作品を作り上げるのはそう簡単ではないと思いますが、それでもソースコードが公開されているので見る価値はあると思います(ただし公開されているコードだけでは今のところ動作しません)。Webの技術をフルに使った作品をどうぞお楽しみください。