ScriptCoverはGoogle製のJavaScriptカバレッジテストツールです。任意のWebサイトに対してテストできます。

Googleが開発したJavaScriptのカバレッジツールがScriptCoverです。Google Chrome機能拡張としてインストールすることで任意のWebサイトにおけるJavaScriptカバレッジ率が分かります。


インストールしたところです。パッケージは提供されていないようなので自分でコンパイルしてインストールする必要があります。


任意のWebページを見るとこうやってカバレッジ率が出ます。


クリックすると分析開始です。しばらく待ちます。


完了しました。JavaScriptなので実行状況によってカバレッジ率も変化するようです。


さらに詳細なスクリプト単位でのカバレッジ率も見られます。


See full coverage reportをクリックするとスクリプトが一覧表示されます。


実際にカバレッジした状況も見られます。

ScriptCoverを使えばJavaScriptの実働状況が手に取るように分かるようになります。Google Chrome機能拡張として任意のWebサイトで使えるのも利点です。

ScriptCoverはGoogle Chrome用、Apache License 2.0のオープンソース・ソフトウェアです。

MOONGIFTはこう見る

カバレッジ率が高い=バグがないという訳ではないですが、カバレッジ率が高ければそれだけ自分が予定しているコードを通っているということなのでバグが混入する可能性は低くなると考えられます。ScriptCoverはWebサイト向けですが、テストツールと組み合わせて使うと便利そうです。

プログラミング言語においてバグを押さえ、開発効率を向上する試みは多数あります。しかし結局のところ、一番最適なのはテストすることではないでしょうか。目視でのテストは大事ですが、それだけではなく自動化できるテストの仕組みも導入を検討してください。

via Google Testing Blog: ScriptCover makes Javascript coverage analysis easy

script-cover - Javascript code coverage detector for web pages in Chrome - Google Project Hosting