Web APIがないなら作れば良い。Google+の投稿をAtomフィードに変換する「Google Plus Feed」
Google Plus FeedはGoogle+の投稿をAtomフィードに変換するソフトウェア。
Google Plus FeedはPython製Google App Engine用のオープンソース・ソフトウェア。Google+の最もGoogleらしからぬ所は、今もってWeb APIが公開されていないことだ。少なくとも今までのGoogleであればサービス開始の時点で幾つかのWeb APIを実装していたはずだ。
今後の予定としてWeb APIの公開は入っているものの、それがいつかは分からない。既にGoogle+を楽しんでいるプログラマーにとってはそんなのを待ってはいられない。そこで開発されたのがGoogle Plus Feedだ。
Google Plus FeedはGoogle+の投稿をAtomフィードに変換するソフトウェアだ。フィードになる投稿は全公開されているものに限られる。友人のみなどの設定になっているとフィードにならないので注意が必要だ。また、フィードのURLにGoogle+側のユニークID(数値)を指定する。
簡単に言えばスクレイピングしてデータを取得、変換している。Google Plus FeedがあればGoogle+での投稿をTwitterにポストすることも簡単にできるだろう(フィードをTwitterにポストするサービスなど枚挙にいとまがない)。Google+の可能性を(無理矢理)広げる面白いソフトウェアだ。
MOONGIFTはこう見る
機能がないからといって作らないのではなく、そもそもの機能すら自分で作ってしまう、これこそがギークの力だ。だが、このようなモチベーションが働くためにはプログラマにとっての面白さ、サービスブランドがなければ成り立たない。Google+はそれだけ魅力的だと言うことだろう。
だが個人的にはGoogle+が目指している方向はギーク向けではなく、一般向けを目指しているように思ってしまう。これまで何度もギーク向けにサービスを仕上げて失敗してきたからだ。Googleの全く新しい一面を目指すのか、それともこれまで通りにコミュニティ系では失敗するのか、今後の展開がとても気になるサービスだ。