Mario HTML5はHTML5で作られたWebベースのスーパーマリオブラザーズ。効果音も出る。

Mario HTML5はHTML5/JavaScript製のフリーウェア(ソースコードは公開されている)。ファミコン世代であれば誰しもが一度は遊んだことがあるであろうゲームがスーパーマリオブラザーズだ。2はディスクシステムだったのであまり遊んでいないが、3はアイテムもゲーム要素も増えて良く遊んだ覚えがある。


ゲーム中の画面

年月は流れど、スーパーマリオブラザーズの魅力は決して色あせることがない。キャラクターは今も任天堂ゲーム機の主役であり続ける。さらに面白いのは、Webブラウザの中で再現してしまったのがMario HTML5だ。

Mario HTML5は以前紹介したWebブラウザベースのスーパーマリオブラザーズ「Infinite Mario Bros」をHTML5/JavaScriptにポートしたゲームだ。元はJavaだったが、これからはやはりJavaScriptだ。ゲーム中のBGMはないが、やられた時やコインを取った時には効果音が鳴る。


マップ。どこに行ってもアクションステージになる

ゲームの舞台は3を模しているが、敵キャラは違うデザイン(クリボーではない)になっている。出てくるキャラクターはそれほど多くないが、ノコノコやトゲゾーも出てくる(トゲゾーはファイアでも倒せない。メットン並だ)。ゲームは全体としてランダムに生成されるようになっておりマップやステージが実行するたびに変わるのが面白い。アイテムはキノコとファイアフラワーしかないが、十分遊べる。Webブラウザだけで遊べるのが何と言っても最大のメリットだろう。

MOONGIFTはこう見る

Mario HTML5が著作権的に問題がないかと言われれば当然問題がある。そのため突然消えることも考えられるだろう。その点はくれぐれもご注意いただきたい。技術的にはとても興味深く、HTML5やJavaScript、Canvas/Audioといった技術要素を使ったサンプルとしてみると面白い。

ゲームの進行状態を保存することができないので、まだまだ発展途上と言えるだろう。Webブラウザのゲームは隙間時間を使うので、途中経過を保存する機能は欲しいだろう。マシンパワーはそこそこ使うが、HTML5だけでここまでゲームとしてきちんと成り立つ時代になっていることを認識する必要がありそうだ。

Infinite Mario - HTML5

robertkleffner/mariohtml5 - GitHub