Webブラウザにファイルをドロップするだけのファイルアップロード/ダウンロードシステム「tensoid」
tensoidはHTML5を使ったファイルアップロード/ダウンロードシステム。
tensoidはJavaScript/node.js製のオープンソース・ソフトウェア。ネットワークを介して相手にファイルを送りたいと思った時には幾つかのやり方がある。よほど大きなものでない限り、FTPなどは使われないだろう(セキュリティ的にも)。Webブラウザ経由で送れるのが便利だ。
ファイル宅急便的なサービスを使うのも良いが、もっと手軽にファイルを送りたい時をターゲットにしているのがsendoidというサービスだ。そしてそのsendoidからFlashをなくして実装されたクローンがtensoidになる。
tensoidはHTML5を使って、Webブラウザ上へのファイルのドラッグアンドドロップで動作するソフトウェアだ。任意のファイルをtensoidの指定場所に放り込むと自動的にアップロードが開始する。完了するとURLが提示されるので、相手にそのURLを送るだけだ。
相手のWebブラウザから指定されたURLへアクセスすると若干待たされた後、ファイルをダウンロードするためのリンクが出る。それを選ぶとファイルがダウンロードされる。複数ファイルを送ることもできるが、実際に送信するとファイルが壊れてしまうようなので注意してほしい。
[s2If current_user_can(access_s2member_level1)]
[/s2If]
MOONGIFTはこう見る
かつてのDrop.io(Facebookに買収された)を思い出させるようなサービスだ。tensoidはファイルの授受を行うだけのシステムで、とてもシンプルにできている。認証の仕組みはないのでセキュリティ的にはちょっと怖いが、今の所は実サービスというよりもモックのレベルと言うことだろう。
アップローダー的なサービスはいつの時代も人気が高い。アメリカでは多数のサービスが存在する。ストレージが格安になっている中、収益を得る方法さえ見つかれば人気の得やすいサービスではある。その際のサービス差別化にHTML5を使った技術的なアピールも面白そうだ。