LaTeXやMathMLに対応したWebベースの数式表示ライブラリ「MathJax」
MathJaxはLaTeXやMathMLの記法に対応したJavaScript製の数式表示ライブラリ。
MathJaxはJavaScript製のオープンソース・ソフトウェア。インターネットに最も多いコンテンツはテキストだろう。HTMLによってテキストの装飾は容易に行えるが、用意されているものだけで十分とは言いがたい。足りないものはどうすかと言えば、画像などで置き換えている。
しかし画像では後々の修正や可読性、再利用性さらには検索エンジンにインデックス化されないなど都合が悪いことが多い。そこでMathJaxを使ってみよう。MathJaxは数式を奇麗に表示できるライブラリだ。
MathJaxはLaTeXやMathMLで書いた内容をJavaScriptを使って数式に変換してくれる。どちらも数式を描く際によく使われるテキストフォーマットだろう。あくまでもテキストベースなので、拡大したり縮小することも容易だ。
数式を右クリックすると専用のコンテクストメニューが表示されて、ソースを見たり表示サイズを変更したりとカスタマイズができる。コピー&ペーストができたり、JavaScriptなので表示をダイナミックに変更したりと言った使い方もできる。Web上で数式を必要とした際に使ってみたいライブラリだ。
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この手のライブラリはHTML5を使って最新のブラウザしか対応しないものが多いが、MathJaxはIE6からサポートと実に幅広いWebブラウザに対応している。レガシーなブラウザから対応してくれるなら安心して利用できるだろう。
テキストで書いておけば検索エンジンにも引っかかるので見られる率が高くなる(とは言え検索がなかなか難しいが)。LaTeXで記述された数式をそのまま読み取るのは大変だが、見た目が奇麗であると分かりやすい。LaTeXやMathMLであれば、レポートに使った数式をそのままWeb上に貼付けておける。スタンダードな技術に対応しておくことで、再利用性の高いコンテンツが作れるようになるだろう。