スマートフォン最適化サイトを構築するに使いたい、デバイスエミュレータ「Mobilizer」
MobilizerはBlackberry/iPhone/webOS/Androidのスマートフォンを模した最適化サイトチェックツール。
MobilizerはAdobe AIR製、Windows/Mac OSX用のフリーウェア。現在のスマートフォン市場ではAndroid、iPhone、RIMの三強になりつつある。さらにWindows PhoneやwebOSといったデバイスも参入し、チャンスを狙っている。まだまだ荒れそうな雰囲気はある。
さらにインターネットアクセスはデスクトップよりもモバイルのトラフィックが勝っている。これはスマートフォンへの対応をしない訳にはいかないだろう。そこでスマートフォンでのWebサイトの最適化具合をチェックできるMobilizerを紹介しよう。
Mobilizerを起動するとアドレスバーが表示される。そしてその横にはPhonesというリンクがある。ここを選ぶと、Blackberry/iOS/webOS/Android系のデバイスが表示される。選択するとそのデバイスに似た形のウィンドウが開く。ここからWebアクセスできる仕組みだ。
複数のデバイスを開いておくこともできる。そして全てのブラウザは連動しており、同じURLをそれぞれの筐体(実際にはユーザエージェントを変更した場合)においてどのように見えるかをまとめてチェックできる。それぞれユーザエージェントが違うので、個々に最適化したり、逆にユーザエージェントの対応が足りない場合のチェックに利用できる。
[s2If current_user_can(access_s2member_level1)]
[/s2If]
MOONGIFTはこう見る
Blackberry/iOS/webOS/Androidは全てWebKitをブラウザのレンダリングエンジンにしている。さらにAdobe AIRもまたWebKitだ。そのためある程度モバイルデバイスで見ている状態に近いレンダリング結果を得られるという仕組みだ。だからWindows Phoneがリストにないのだろう。
スマートフォンではデスクトップ向けの表示に対応しているとあって、ついつい対応が遅れがちだ。だがやはり最適化されているとユーザビリティが大きく向上する。携帯電話、スマートフォンのアクセスは無視できないレベルに成長している。サイトの対応を進める際には使ってみたい。