みんなが好きな場面はどこだろう。動画上で投票できる動画プレーヤ「HTML5 Video Voting」
HTML5 Video Votingは動画と投票システムを組み合わせた動画プレーヤ。
HTML5 Video VotingはHTML5/JavaScript製のオープンソース・ソフトウェア。多くのWebプログラマーはFlashが苦手だ。デザインとスクリプト言語が組み合わさっているため、両方を習得する必要があるのが原因と思われる。HTML5によってFlashに頼らずともできることが増えたのは朗報だ。
動画の下にあるのが投票結果
そんなHTML5の中で注目を集めているのがvideoタグだろう。これまではFlashやプラグインを使わなければならなかった動画再生が手軽に実現する。そんなvideoタグを使って作られたソフトウェアがHTML5 Video Votingだ。
HTML5 Video Votingは動画プレーヤと投票システムを組み合わせた面白いソフトウェアだ。動画が再生されている時に気に入った場面があればスペースキーを押す。これで投票が完了だ。動画にマウスを当てるとこれまでの投票結果が見られるようになっている。
スペースを押すと投票が実行される
やはり動画の最初の方に人気が集まりがちだが。それでも動画によって全く違う結果が得られるだろう。そして投票のバーをクリックすると、そこから再生が開始される仕組みだ。みんなが好きな場面から見られれば動画をより楽しめるようになるだろう。こんなこともHTML5では実現できる。
MOONGIFTはこう見る
これまで動画はコンテンツであり、コミュニケーションは動画とは切り離してフォーラム形式で表示されていた。しかしニコニコ動画が登場して一変した。ニコニコ動画では動画の上にコメントを流すことで、動画をコミュニティ化することに成功した。
HTML5 Video Votingについても同様の流れだろう。最初から最後まで見なければならないというルールはない。みんなが好きな場所だけかいつまんで楽しむ動画のあり方だって十分ありえる。videoタグはまだはじまったばかりで、今後もっと違った楽しみ方が生まれるはずだ。
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