Titanium Coffeescript HelloはCofeescriptをTitanium用JavaScriptに変換するデモアプリ。

Titanium Coffeescript HelloはCoffeescript製のフリーウェア(ソースコードは公開されている)。JavaScriptは今ではWebブラウザ、iOS/Android向けアプリ(Titanium)、サーバサイド(node.js)と幅広い環境で動作するプログラミング言語になっている。


デモアプリ

柔軟な言語仕様になれるととても書きやすいのだが、それでも冗長的な書き方が嫌いだという人は少なくない。そうした人たちにiOSアプリ開発の時に触ってみてほしいのがTitanium Coffeescript Helloだ。

Titanium Coffeescript HelloはTitaniumの開発にCoffeescriptを使ってしまおうというソフトウェアだ。CoffeescriptはRubyやPythonといった言語に影響を受けたプログラミング言語であり、コンパイルしてJavaScriptに展開される。それをTitaniumを使ってiOS/Androidアプリにするのだから何段階経ているのかというくらいだ。


コード比較

デモアプリはTwitterのタイムラインを読み込んで表示するというものだ。実際のコードを見れば、CoffeescriptとJavaScriptでどれくらい違うかが分かるはずだ。コード行数を見ると実際の所は大して変わらない。改行やコメントが消えている分を入れても2割くらいの削減だろう。だがコードの見通しはCoffeescriptのが優れているように見える。これは面白い試みだ。

MOONGIFTはこう見る

CoffeescriptはRails 3.1で正式採用されると言われている。つまりCoffeescriptを覚えれば、RailsなどのWebアプリケーションやTitaniumを経由したスマートフォンアプリまで開発できるようになるということだ。node.js向けのモジュールももちろんある。

コンパイルしてスクリプトが生成されるというのは一風変わっているが、実行時にコンパイルする訳ではないので、速度面は他のTitaniumアプリと変わらない。JavaScriptの書き方がどうも手に馴染まないと思う方はCofeescriptから入ってみるのも手ではないだろうか。

juno/titanium-coffeescript-hello at master - GitHub