巨大な指がポイント。スマートフォン向けタッチイベントを再現するJavaScriptライブラリ「Phantom Limb」
Phantom Limbは実際の指画像を使ってスマートフォン向けのタッチイベントをテストできるJavaScriptライブラリ。
Phantom LimbはJavaScript製のフリーウェア(ソースコードは公開されている)。スマートフォン向けのWebサイトを作るならば、やはりスマートフォン特有の機能を使ってみたいと思うはずだ。しかし問題は実装した後のテストになるだろう。
特にタッチイベントはデスクトップとスマートフォンで動作が大きく変わる部分になるだけにテストしずらい。そこで使ってみたいのがPhantom Limbだ。
Phantom Limbを表示すると巨大な指が表示される。これはマウスカーソルと同じ動作になる。そしてクリックしたりするとそれがタッチイベントとして認識される。マウスを動かすと指の角度が変わるという、微妙なこだわりも面白い。
デモではメトロノームをタッチ操作を使って操作することができる。ブックマークレットで呼び出せるようにもなっており、Webサイト上にこの指を表示して実際に触れるような感じでテストすることができる。リアルな指が何とも面白い、スマートフォン向けのWebサイト開発者に試してもらいたいソフトウェアだ。
[s2If current_user_can(access_s2member_level1)]
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Phantom Limbは何と言っても実際の指を投影している所が特徴になる。一瞬ぎょっとするかも知れないがこの指の大きさで画面がどれくらい隠れてしまうかも確認できるのが面白い。よりスマートフォンの小さい画面でもみやすい画面構成を目指せるというものだろう(それが目的なのかは分からないが)。
このインパクトがPhantom Limbを興味深いものにしている。やはりデザイン的にインパクトがあるのはとても面白い。類似のソフトウェアは数あれど、ビジュアルにインパクトがあると目を引くはずだ。逆に指がないPhantom Limbは単純なソフトウェアに見えてしまったはずだ。こうした観点もプログラマは持たなければならないだろう。