まるでペイント。再現率の高いWebベースペイントソフトウェア「CanvasPaint」
CanvasPaintはWebブラウザ上でWindows標準アプリのペイントを再現するソフトウェア。
CanvasPaintはJavaScript製のオープンソース・ソフトウェア。画像編集を行うWebアプリケーションが増えている。各プログラミング言語向けに画像加工ライブラリがあるので、それをビジュアル的に呼び出す形になっている。
デモ
そしてベクター、ドロー系のWebアプリケーションも増えている。こちらはSVGやCanvasといった今流行の技術をいち早く取り入れる技術的挑戦でトライしている人が多い。そしてもう一つの画像系分野、ペイント系として知っておきたいのがCanvasPaintだ。
CanvasPaintのデモアプリ、これはどう見てもWindows標準のペイントだ。左に並んだアイコンは全てが動作している訳ではなく、使えないものも数多い。それ以外の機能も使えないものもあるが、半分以上の機能は動作している。何よりきちんと描くことができる。
スプレーも利用できる
鉛筆アイコンやスプレーアイコンをクリックし、色を選択すれば実際にキャンバスに描画することが可能だ。できあがった絵はダウンロードしたり、オンラインに保存しておくことができる。なぜ敢えてペイントか、という疑問が湧かない訳ではないが、技術的にもソフトウェア的にも面白い。
MOONGIFTはこう見る
Webアプリケーションはローカルアプリケーションの置き換えを目指すものが多い。そのためインタフェースの参考としてローカルアプリケーションを使うのは良い選択と思われる。あまり複雑なものではなく、簡素で機能が少ないものを選択する方が良いだろう。
ローカルアプリケーションに機能的に勝ったとしても、移行する人というのはあまり多くない。機能で対決するのではなく、Webアプリケーションならではの魅力で勝負すべきだ。CanvasPaintにおいてもコラボレーションやオンラインでの保存機能、クロスブラウザといった魅力が打ち出せれば本家ペイント以上に楽しいソフトウェアになるに違いない。