WinCouchはポータブルで使えるWindows用のCouchDB。

WinCouchはWindows用のフリーウェア。Webシステムの開発であれば何でもRDBMSという時代は終わろうとしている。データベースを使わないという選択肢もあるだろうし、NoSQLに代表されるKVSを利用するという手もある。


管理画面

KVSの一つとして有名なのがCouchDBだ。データの入出力にJSON形式を利用するためWebアプリケーションとの親和性も高い。だがどちらかというとMac OSXやLinux向けのシステムと言った感があった(Windows用にもバイナリは用意されているが)。それをWindowsでももっと使いやすくしたのがWinCouchだ。

WinCouchの最大の特徴はポータブルということだろう。Zipファイルを解凍するだけで利用できる。本家のバイナリはセットアップファイルなので面倒に感じてしまっていた人もこちらなら手軽だ。そして通常はWebブラウザを使ってデータ管理をするが、WinCouchは専用のフロントエンドを備えている。


ファイル一覧

といっても実際にはXulrunnerを使って実行している。それでもWindowsアプリのようなインタフェースなので使い勝手が良い。Windowsを使った開発者でCouchDBに取り組んでみたい方はぜひWinCouchをダウンロードしてみよう。

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データの更新にも対応(プレミアム限定)

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MOONGIFTはこう見る

Zipを解凍するだけで使えるポータブルなソフトウェアの利点は、バックアップは環境の再構築がとても簡単なことだ。また複数人で開発している時にもデータの同期が簡単にできる。インストール型では権限が必要になる場合もあるが、予めDLLが用意されているので誰でも使えるのが良い。

インストーラーはソフトウェアを簡単にセットアップする事ができる反面、レジストリやデータの保存場所などがユーザからは隠蔽されて分かりづらくなる傾向がある。公式バイナリとWinCouch、両面で用意しておきユーザ自身に選択してもらうのが一番だろう。

koleto/WinCouch - GitHub