irbで便利。タイプミスやメソッドが分からないといったストレス軽減に「Did You Mean」
Did You MeanはRubyにおけるメソッドを探す作業、タイプミスをフォローするライブラリ。
Did You MeanはRuby製のオープンソース・ソフトウェア。Rubyではirbというコンソールベースの対話型入力インタフェースがある。これは非常に便利で、クラスやモジュールを一手ずつ触りながら、その動作を確認できるようになる。
似通ったメソッドが分かる
そんなirbを使っている中で、メソッドが分からなかったり、思っていた名前と違うことは多々ある。その時にはメソッド全体を出力して探したり、エラーが出てストレスに感じることになる。それを防いでくれるのがDid You Meanだ。
Did You Meanはirbで使うためのソフトウェアであり、大きく分けて二つの機能がある。一つはメソッド名の一部を入れると、それに近いメソッドごとに並べて表示してくれる機能だ。候補は全てのメソッドを近い順に並べて表示するので上位5つくらいに制限するといいだろう。
実行前に確認が出る!
もう一つは間違ったメソッド名で実行しようとした時に、メソッド名を訂正確認してくれる機能だ。「このメソッドではないですか?」の確認でyesと答えると別なメソッドを実行してくれる。irbをよく使う人で、タイプミスやメソッドを探す操作の多い人にお勧めのソフトウェアだ。
MOONGIFTはこう見る
同様の仕組みとしてgitの各コマンドがある。あちらは提案のみで訂正はしてくれないが、addなどのよく使うコマンドを間違えた時に正しいやり方を教えてくれるのが便利だ。関数やメソッド名は長くなる傾向があるので、打ち間違えた時のショックが軽減できるのはとても良い。
またメソッドを探す時に一気に出力された中から探すのは大変だが、Did You Meanであれば似通ったメソッドを出力してくれるのが便利だ。コンピュータは1/0で判断されがちなだけにDid You Meanのような吸収してくれるライブラリは重宝される。