Gmail向けにGoogle Chrome拡張を開発するならばベースに使いたい「Gmailr」
GmailrはGoogle Chrome機能拡張用にJavaScript APIを提供するライブラリ。
GmailrはGoogle Chrome用のオープンソース・ソフトウェア。ビジネス、プライベートを問わずよく使われているのがメールだ。そして企業ではGoogle Apps、個人ではGmailを使うユーザが増えている。そこで需要が高まるのがメールと連携するソフトウェアだ。
スパム判定をした時
ユーザがメールを処理したタイミングで何らかのアクションを実行したり、外部サービスと連携させることができればメールの活用がよりいっそう進むのではないだろうか。そんな時に使えそうなのがGmailrというソフトウェアだ。
Gmailrはモック的なソフトウェアで、Google Chrome機能拡張として動作する。インストールした状態でGmailまたはGoogle Appsのメールを表示すると、画面上にステータスバーが表示されるようになる。これがGmailrだ。
Google Appsでも使える
その状態でメールをアーカイブしたり、未読に戻す、スパムに入れると言ったアクションを実行すると、Gmailrのステータス表示にもアクションが表示されるようになる。つまりGmailのアクションを読み取って任意の処理を実行できるようにするのだ。
GmailrはGmail用のJavaScript APIを作るソフトウェアになる。メール作成時にデータベースと連携したメッセージを挿入するようなソフトウェアもGmailrを活用すれば作れるだろう。
MOONGIFTはこう見る
Gmailrが行っているのはGmailのDOM変化を監視して予め指定したメソッドを実行すると言った処理だ。あくまでもAPIなので実際の処理については自分で作る必要があるが、Gmailを使ったGoogle Chrome機能拡張を開発する際に使えるだろう。
メールはビジネスでやり取りされることの多いツールだけに、それが便利になれば全体の生産性は大きく向上する。Gmail向けには皆が使えるツールが、Google Apps向けには自社で使えるツールを作ると便利だろう。