関連性をビジュアル化するのに使えるjQuery製グラフライブラリ「Arbor」
Arborは複数のオブジェクトを関連性を含めてビジュアル化するライブラリ。
ArborはJavaScript/jQuery製のオープンソース・ソフトウェア。データをビジュアル化する方法は幾つか存在する。例えば棒グラフや折れ線グラフも一つのビジュアル化だ。どの方法を選ぶかはデータの種類と見せ方によって異なるだろう。
こんな表示も
幾つかのオブジェクト同士が関連して存在する場合に使えるのがArborだ。例えばソーシャルネットワークのユーザの関連性を表示したり、友人同士のつながりをビジュアル化するといった時に使えそうなライブラリだ。
Arborは幾つかのハブがあり、そのハブから枝が伸びて別なハブにつながっているようなビジュアル化を行う。表示して終わりという訳ではなく、常にゆらゆらと動いている。さらにハブをドラッグして移動させることもできる。その時には関連するハブも干渉して動く。
さらに複雑な描画
クリックして別なノードを表示することもできる。データはJSONで定義するようになっているので、システムからデータを取得してArborでビジュアル化してみると思っていたのとは違う結果が得られて面白いかも知れない。なおJavaScriptの処理についてはWeb workersを使っているとのことで、技術的にも興味深いソフトウェアだ。
[s2If current_user_can(access_s2member_level1)]
マウスで移動も可能(プレミアム限定)
[/s2If]
MOONGIFTはこう見る
Arborのような見せ方は特殊な雰囲気があるが、ぴったりマッチする使いどころが多数ある。幾つかのオブジェクト同士の関連性をビジュアル化したい時に利用できる。国や地域、人などの関連性を見いだす際に使われていることが多いようだ。
ArborはJavaScriptなので拡張したり、動的に内容を変更するのが容易だ。リアルタイムに変化するデータを表示するのも面白そうだ。どんな使い道があるか、そこからサービスを考えてみるのも面白いだろう。