UNHOSTEDはクライアントサイドによる暗号化/復号化による新しいWebアプリケーションのあり方を提案する。

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UNHOSTEDはJavaScript/PHP製のオープンソース・ソフトウェア。かつてパッケージソフトウェアが殆どだった時代、ソフトウェアを購入しなければデータの閲覧さえできず、ベンダーにロックインされることを毛嫌う人たちが解放さえたフリーソフトウェアの思想を作り上げた。

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デモのメールアプリ

オープンソース・ソフトウェアが普及し、さらにWebアプリケーションが使われるようになった結果、ソフトウェアからの解放は進んだがデータは未だにロックインされている。Googleなどを使っているとそう感じられるはずだ。そこからの脱却を目指すプロジェクトがUNHOSTEDだ。

UNHOSTEDは公開鍵と秘密鍵を使ってデータを暗号化し、データをホストさせる。そのためサービス提供側ではどのようなデータがあるのかは分からない状態だ。データの授受をJSONで行い、クライアント側で解凍する。これによってWeb2.0の経済圏から解放されるのだ。

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ブログ管理画面

自分のデータだけでなく、人に見せるためにも使えるのが特徴のようだ。現在、ブログ、メール、アドレス帳といったWebアプリケーションがサンプルで提供されている。メールを送る際には宛先と相手の公開鍵を指定する方式になっている。スケーラビリティ、堅牢性にも注意されている。技術的に非常に興味深い試みだ。

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MOONGIFTはこう見る

UNHOSTEDが目指すのはFLOSS-as-a-Serviceとなっている。Google社がやるような、オープンソースを利用するだけ(別な形で提供もしているが)ではない、ソフトウェアがそのままサービスとして成り立つ形のシステムだ。

ベンダーにロックインされず、自分のデータを自分の好きなように使える世界がそこには存在する。ソフトウェア開発者にとってもセキュリティリスクが軽減する。新しいソフトウェアの形として注目したいソフトウェアだ。

UNHOSTED - Freedom from web 2.0’s monopoly platforms

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