遅延して入力を隠すパスワードフィールド「dpassword」
[s2If current_user_can(access_s2member_level1)]
dpasswordはパスワード入力をiOSライクにするjQueryライブラリ。
[/s2If]
dpasswordはJavaScript/jQuery製のオープンソース・ソフトウェア。パスワードフィールドというのはいつも入力すると※や●といった記号で表示される。自分自身何と入力したか分からない代物だ。そのため忘れやすく、ストレスを感じることも多い。
最後の文字だけ表示されているのが分かる
背後から覗き見られた場合を想定しているらしいが、そのようなことがあった試しがない。iPhoneではその垣根を越え、入力した文字が少しの間表示された後に●に変化する仕組みを取り入れた。これをWebブラウザ上で実現するのがdpasswordだ。
dpasswordを入れるとパスワードフィールドに文字を入れた時に入れた文字がそのまま表示されるようになる。続いて文字を入力すると文字が●に変化する。あのiOSの入力方式そのままといった感じだ。さらにパスワードを取得するためのJavaScriptがあるのも便利だ。
入力内容はちゃんと保存されている
パスワードのコピー/ペーストもサポートされている。なお文字の途中を入力し直すのには対応していないとのことだが、これは殆どないのではないだろうか。うまく使うとユーザビリティ向上に貢献するはずだ。
MOONGIFTはこう見る
ユーザが感じているストレスをスマートに解決するのも技術者にとって必要な技量だろう。Appleが先んじて実装したが、良いと思ったら真似すれば良い(特許絡みは注意だが)。このパスワード入力方式はユーザビリティが高いと感じられる。
このような小さな工夫こそがユーザが安心感を感じ、便利だと思ってもらえるポイントではないだろうか。見栄えはなかなか変えられないかも知れないが、こうしたちょっとした工夫は積極的に試していくべきだろう。