CrashKitはiPhone/iPad用のオープンソース・ソフトウェア。どんなソフトウェアであっても、バグを完全になくすことは困難だ。そのため必要になるのはバグがあった場合にそれをいち早く知るための手段になる。いわゆるクラッシュレポートだ。

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クラッシュレポートを送信する

 

WindowsやMac OSXのようなPC向けOSでは既に実装され、活用されている。同様にWebアプリケーションでもエラー通知機能を実装しているものも多い。iOSアプリで実現しようと思ったら参考にしたいのがCrashKitだ。

CrashKitはエラーが起こった時に、そのクラッシュレポートをメールやFogBugz(ジョエル氏の開発するバグトラッキングシステム)へ登録するモックアップアプリだ。エラーが出た時にその場で送れるのが利点とのことだ。

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メールかFogBugzが選択できる

 

同様にクラッシュレポートを送るFourSquareのアプリでは次回起動時に送信するようになっている。だがこれでは最初のクラッシュで辟易して二度と起動してくれない可能性もあるのだ。それを防ぐためにも有益な仕組みと言えそうだ。自作のアプリに組み込めば、ユーザビリティ向上に役立つことだろう。

 

kaler’s CrashKit at master - GitHub

 http://github.com/kaler/CrashKit