iPhoneでも使える。JavaScriptを使った簡易アニメーション「Spritely」
SpritelyはJavaScript製/jQueryプラグインのオープンソース・ソフトウェア。iPhone + Webの最大の問題点と挙げられるのがFlashを使えないために効果的なアニメーションが利用できないということだ。GIFアニメーションを使う手もあるが、クリックやインタラクティブな動作ができないのはいただけない。
iPhone 3GSなら意外とスムーズ
HTML5で解決できる部分も幾つかあるが、手軽に使えるとは言い難い。アニメーションに特化したライブラリが欲しい。そうすればiPhone + Webでの可能性がもっと広がるはずだ。そしてそれを可能にするのがSpritelyだ。
SpritelyはjQueryを使ったアニメーションライブラリで、名前の通りスプライトイメージを使ってアニメーションを行う。つまり1コマ1コマに相当する画像をくっつけて保存し、それを切り替えて表示することでアニメーションのように見せるのだ。
左上でアニメーションが続く
瞬時に変更していくことでアニメのように見せることも、左右にスムーズに動かすこともできる。背景とオブジェクトなど複数の画像を組み合わせることでまるでFlashのように動かすことが可能だ。さらにマウスを追従したり、アクションによって動作を変えることもできる。
iPhoneやiPod Touchでも動作する。動作はもちろん遅めだがiPhone 3GSであれば意外と実用的な速度で動く。なお対応ブラウザはIE6以上、Firefox、Safari、Chrome、Operaとなっている。Flashが使えないのはiPhoneの大きな欠点ではあるが、JavaScriptはiPhoneによって大きな成長を遂げているように見える。
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0.1
Spritely