HTML5を使ったダイナミックな地図を描く「Cartagen」
CartagenはHTML5/JavaScriptを使ったオープンソース・ソフトウェア。HTML5は今年の秋には正式版が発表され、普及が進められていくだろう。既存のサイトをリプレイスするまでのコストがかけられるのは特定のサイトに限られるかも知れないが、今後リリースされるサイトは対応するケースが多くなるはずだ。
HTML5を使ったマップ
HTML5によって何ができるのか分かれば、より取り組みが具体的になるだろう。よく言われるのは動画再生を行うvideoタグやローカルストレージなどだが、そうした技術を組み合わせればCartagenのような面白い見せ方もできるようになる。
CartagenはまるでGoogleマップのようにHTML5を使って地図を描き出す。もちろんマウスでドラッグして移動させることができる。画像として出力する機能もある。ズームイン/アウトはできないが、設定レベルでは調整可能だ。
画像出力版
一部のオブジェクトを指定して書き出す機能など、単なる画像を表示するだけでない点が特徴だ。地図データを作成するのは非常に手間がかかると思われるが、画像の地図以上に活用できる範囲があるのではないだろうか。HTML5の可能性を知る上でも興味深いソフトウェアだ。
執筆時のバージョン
0.6.2
cartagen - Project Hosting on Google Code