peppyはPython製のオープンソース・ソフトウェア。最近のスクリプト言語は各プラットフォームのGUIも扱えるようになっている。さらに実行ファイルに変換することも可能で、それらを駆使すればスクリプト言語でGUiアプリケーションを作ることも決して不可能ではない。

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関数一覧

 

その実例としてpeppyを紹介しよう。動作はスムーズ、メニューやサイドバーなど大抵のテキストエディタには決して引けを取らない多機能さがあるテキストエディタだ。特に開発者をターゲットにしているようで、XEmacsをターゲットに据えている。

Python製だけあって各種プラットフォーム向けに動作する。XEmacsを目指してはいるが今の所キーバインドは普通のエディタ並みだ(カスタマイズは可能)。テキスト系のファイルであれば何でも開け、さらにハイライトも多数の言語に対応している。言語ごとにコンパイルや実行などの特殊な処理を割り当てることもできる。

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設定画面

 

サイドバーにはファイルブラウザやプロジェクト管理(複数ファイルを一元管理する)といった機能がある。対応している言語であれば関数をリストアップし、ジャンプすることもできる。スペルチェックもリアルタイムに実行される。

ユニークな機能として、同じファイルを別なウィンドウで開いている場合、未保存でもリアルタイムに変更が同期されるようになっている。そのような機会があるかは分からないが、面白い機能だ。プログラマ向けだけあって言語ごとにカスタマイズできる範囲がとても多い。さらにプラグイン機能で拡張もできる。Pythonでここまでできるのか、という面で見ても面白いソフトウェアだ。

執筆時のバージョン

 0.14.0

 

peppy - (ap)Proximated (X)Emacs Powered by Python

 http://peppy.flipturn.org/