Mercurial互換のRubyクライアント「Amp」
AmpはRuby製のオープンソース・ソフトウェア。かつての集中管理型のバージョン管理システムから時代は徐々に分散型バージョン管理システムへ移行しつつある。オープンソースの世界において代表例と言えるのがGitとMercurial(Hg)だ。Rubyの世界ではGitのがポピュラーだろう。
追加、ログなどMercurial同様にこなせる
MercurialはPython製ということもあって、Ruby向けに専用のクライアントもなく残念な状態だった。だがSubversionとコマンドが似ているなどMercurialがお勧めできる部分も多い。そこで使ってみたいのがRubyで作られたMercurial互換ソフトウェアのAmpだ。
Ampはリポジトリの作成こそできないものの、それ以外のコマンドはMercurialと同じように実行できる。Rubyを使われる人にとってはこれでMercurialが随分とっつきやすくなるのではないだろうか。もちろんコマンド以外から、コードからアクセスすることもできる。
コマンドヘルプ
コミットや追加はもちろんプッシュやプルもきちんと行える。Amp自体はかなり意欲的なプロジェクトでMercurialの他、Git/Bazaar/Subversion/CVS/Darcsにも対応しようとしている。つまり各種バージョン管理システムのフロントエンドを一手に引き受けてしまおうということだろう。
その他Windowsへの対応やパフォーマンス向上なども掲げられている。Ruby + Mercurialで開発されている方はぜひ見ていただきたい。
執筆時のバージョン
0.2.3
via Mercurialと100%互換なRubyアプリ「Amp」 [Happy My Life]
Amp | Version Control Revolution
http://amp.carboni.ca/