SwapKitはiPhone向けのオープンソース・ソフトウェア。iPhoneのアプリケーションは幾つかの手法で互いにメッセージのやり取りができるようになっている。一つはBluetooth、WiFiといった別なiPhoneとの連携をするもので、もう一つはURLスキーマによる定義だ。

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送信側。レシーバがいるとダイアログが出る

 

URLスキーマは手軽だが柔軟ではない。そこで新しいプロトコルが開発、提案されている。それがSwapKitによるものだ。SwapKitはアプリがあるかどうかまで判断できるようになっており、メッセージを授受できるフレームワークになる。

iPhone間で写真や動画、プロフィールをやり取りできるMoverというアプリがあるが、このアプリの開発者が次期Moverに実装しようとしているのがこのSwapKitだ。何らかのアプリでメッセージを作成し、それをMoverにSwapKitを使って転送し、さらに別なiPhoneに送るという連携になる。

デモアプリではメッセージの作成アプリ(送信側)と受信アプリが公開されている。メッセージの内容に日本語も利用できる。他のiPhoneとの連携ではなく、iPhone内にあるアプリ同士が連携する場合に使えるライブラリだ。Web APIのようにアプリ同士が仕様(メッセージ内容)を公開しあったら面白い効果がでてきそうだ。

 

via iPhones Share Data with SwapKit Protocol [ReadWriteStart]

SwapKit by ∞labs

 http://infinite-labs.net/swapkit/