Exchangeを使いつつ、Outlook以外のクライアントを利用する「DavMail」
DavMailはWindows/Mac OSX/Linux向けのオープンソース・ソフトウェア。グループウェアのような仕組みやメール、認証を統合して管理すると運用コストが低減し、さらにそうしたデータを活用したシステム化も考えられるようになって便利だ。それをいち早く実現しているのがマイクロソフトのExchangeサーバだ。
実行中
Exchangeは企業内での利用で便利と感じつつも、そのクライアントがOutlookに依存するのが嫌だという人も多いだろう。もっと自由にクライアントを選択したいという時にはDavMailを使ってみよう。DavMailはいわゆるプロキシとしてExchangeのデータをオープンにしてくれる。
DavMailが対応しているプロトコルはPOP/IMAP/SMTP/CalDAV/LDAPとなっている。メール関係とカレンダー、そしてアドレス帳データがオープンになる。これによりThunderbirdを使ったり、iCalやスマートフォンからもアクセスがしやすくなるだろう。
設定画面
いくら便利なソフトウェアであったとしても、選択肢が狭まってしまうのは不便に感じることだろう。DavMailはOutlookを使いたくないためにExchange導入をしぶっていた企業にも良い選択肢になるはずだ。DavMailを使ってデータをオープンにし、多数のプラットフォームが混在した中でもデータを共有しよう。
執筆時のバージョン
DavMail POP/IMAP/SMTP/CalDav/LDAP Exchange Gateway