ついにここまで。WebベースのEmacs「Ymacs」
YmacsはJavaScript製のオープンソース・ソフトウェア。個人的にテキストエディタはEmacsを使っている。そのためWebブラウザのテキストエリアへの入力はキーバインドが相当異なるために非常に面倒に感じてしまう。とはいえあの独特なキーバインドをWebブラウザ上で実現するのは困難だろう。
まるでEmacs!
と思っていたが、意外と実現可能性が見えてきているようだ。まだ一部の機能はないものの、Ymacsは相当良い線を言っている。動作はFirefoxに限定されるようだが、YmacsはWebブラウザ上でEmacsライクな入力を可能にしているソースコードエディタだ。
ソースコードのハイライト表示はもとより、色のテーマやフォントファミリー、フォントサイズ、インデントレベルの変更にも対応している。任意のファイルは開けないものの、予め用意されているファイルであれば表示を切り替えて編集できる。
バッファの分割表示も!
さらに縦横にバッファを分割して編集することもできる。一つのバッファの内容が変更されれば他のバッファも自動的に編集される。括弧内のハイライトやカーソル行の色づけ等細かな点にも気が配られているのがとても良い。
複数のファイルを開きつつヤンクにコピーして貼付けるのも簡単だ。もちろんヤンクも複数に対応している。まだ若干際物かもしれないが、現状でも十分に楽しめる、そして今後の開発に期待がかかるソフトウェアだ。
執筆のバージョン
0.1
Ymacs – AJAX source code editor with syntax highlighting and automatic indentation