DjangoにインスパイアされたGUI管理画面「Camelot」
Webシステムの構築が完了し、ユーザに引き渡す際には何らかの管理画面が必要になるだろう。管理画面もWebブラウザベースで渡しても良いかもしれないが、ユーザによっては使い勝手が悪いと感じてしまうかもしれない。特に社内向けのソフトウェアの場合はそう感じることだろう。
Pythonで作る管理画面アプリケーション
そこで注目したのがDjangoの管理画面だ。あのシンプルながら十分な機能を備えた管理画面をGUIで提供してくれるのがCamelotだ。
今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはCamelot、Djangoの管理画面風アプリケーションを生成するソフトウェアだ。
CamelotはPython + PyQtによってWindowsやLinuxで動作するGUIアプリケーションを構築するアプリケーションだ。モデルを簡潔に定義するだけで、それに合わせた管理画面を自動で生成してくれる。管理画面は縦に3つのカラムで分かれており、一番左がモデルの一覧、次にモデルのデータ、一番右がフィルターとなっている。
アクションの履歴管理も
データの詳細は別画面で表示され、タブを使ってデータをグループ分けすることができる。さらに別なアクションを定義することも可能だ。簡易的なデータ管理の他にも、作り込めば細かなアクションを作成することもできる。さらにExcelやWordなどにデータをエクスポートすることも可能だ。
対応データベースはPostgreSQL、MySQL、SQLite、Oracle、MS SQL Server、Accessなど幅広く対応している。Accessで作るような簡易アプリケーションであれば、Camelotで十分こなせるかも知れない。ユーザに優しく、開発者にとっても便利なアプリケーションフレームワークだ。
Excel/Wordにアウトプットできる
Camelot : Django for the desktop