アクセス解析として有名な物と言えばGoogleのAnalytics、ビジネス向けであればSiteCatalystになるだろう。だが予算をそこまで出せず、とはいえ外部のサービスは使いがたいという場面はよくある。そんな中、できるだけ見栄えのいいアクセス解析システムを願うならオープンソースを使わざるを得ない。

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インストールウィザードでスクリプトの出力までできる

 

通常のWebサイトはもちろん、WordPressやMediaWikiと親和性の高いアクセス解析としてOpen Web Analyticsを紹介しよう。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはOpen Web Analytics。高機能なアクセス解析システムだ。

Open Web AnalyticsはPHP+MySQLによるアクセス解析システムだ。JavaScriptタグを使ってアクセス解析を行うのが基本だが、PHPのシステムであればファイルを読み込んで解析をしたり、WordPressやMediaWiki、Galleryには専用の方法が提供されている。

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テストのためデータが入っていないがダッシュボード

 

ページビュー、ユニークビジター、リピーターなどのアクセス数の他、クリックをヒートマップ表示したり、IPアドレスベースの位置マッピング、フィードトラッキング、リファラー、エントリー/離脱ページのトラッキングもできる。どうやるのか不明だが年齢層も分かるらしい。

WordPress向けにはコメントのユーザ名やメールアドレスを表示したり、ページ種別ごとのレポーティングもできる。MediaWikiもページごとやユーザごとのトラッキングが可能になっている。いずれも複数サイトの設定が可能だ。

リアルタイムで入ってくるデータをトラッキングする機能もあり、なかなか興味深いデータが取得できる。外出しできないアクセス解析が必要な場合、使ってみたいソフトウェアだ。

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こちらは公式サイトより

 

 

Open Web Analytics - Web Analytics – Open Source Web Analytics Framework

 http://www.openwebanalytics.com/