Symfonyでも使えるCapistrano「Capifony」
Capistranoはデプロイツールだ。簡単な設定さえしておけば、後はコマンド一つでリモートサーバでソースを展開し、データベースのマイグレーションをはじめ必要な処理を行ってWebサーバの再起動をしてくれる。毎度行うと手間のかかるデプロイ作業が簡単に終わるのだ。
PHP用のリモートデプロイツール
CapistranoはRailsアプリケーションで使うともとても便利だが、それをPHPのフレームワークSymfonyでも使えるようにしたのがCapifonyだ。
今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはCapifony、PHP用デプロイツールだ。
PHPはRailsのようにWebアプリケーションサーバを用意する必要がないので(今はPassengerがあるが)、そんなものは不要と思うだろうか。だがPHPのコードをリモートサーバ側でバージョン管理システムから取り出し、データベースの設定を変更し、Webサーバの再起動をするというのも何度も繰り返すと手間のかかる作業になる。なお、CapifonyはCapistranoをベースにしているのでRubyやCapistranoを用意する必要がある。
設定はシンプル
Capifonyを使えばそれがコマンド一つで済むようになる。多人数での開発においてもやり方を説明する必要もなくなるので手軽だ。なお現在はGitにのみ対応で、今後Subversionへの対応が予定されている。
ちょっとした設定を行うだけで都度行っている作業を間違いなく行えるようになったり、皆の工数が軽減されるなら導入すべきだろう。PHPであってもデプロイの手間はあるので、Capifonyを使って負担を軽減しよう。
everzet’s capifony at master - GitHub