Script.aculo.usの次期版「scripty2」
Script.aculo.usといえばPrototype.jsが出回った時からあるイフェクトライブラリだ。スライドでオブジェクトを表示したり(逆に消したり)、スムーズなスクロールを実現したりとユーザビリティを良くしてくれる便利なライブラリだ。
パズルのサンプル
継続的に開発が行われてきたとは言え、2008年11月の1.8.2から更新されていない。だが時代はさらに進化し、次世代のイフェクトライブラリを求めている。それがscripty2だ。
今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはscripty2、もっと美しいWebインタフェースを実現するためのイフェクトライブラリだ。
scripty2は実に多彩なイフェクトを行える。Script.aculo.usと同じくPrototype.jsに依存する(1.6.1 RC3以降)。スクロールやイフェクトを行うライブラリはもちろん、同根されるCSSも使って表示を変化させるようになっている。
カードが蛇のように動いたりシャッフルしたりする
デモとしては多数のトランプが動き回ったりシャッフルするもの、パズル、オブジェクトが跳ねるものや文字を傾けて表示するものなどが提供されている。scripty2を使えばインタラクティブなWebサイトが柔軟に組めるようになりそうだ。
最近はjQueryに押され気味のPrototype.jsではあるが、イフェクトライブラリを通じて再度注目が集まるかもしれない。また、Prototype.js派の方にとっては、scripty2は手軽にイフェクトがかけられるので便利に使えることだろう。
scripty2: for a more delicious web