最近のWebシステム開発ではキャッシュを使うケースが増えつつある。各種Webアプリケーション向けフレームワークでもキャッシュをデフォルトでサポートしているものも多く、その筆頭に挙げられるのがmemcachedだ。

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top風にmemcachedのステータスが確認できる

 

memcachedは軽量で、あると便利だと思える機能が殆ど実装されていない。ステータスを監視するような機能もないが、そこは独自に開発されたmemcache-topを使えば解決する。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはmemcache-top、memcachedのステータスを表示するコマンドラインスクリプトだ。

memcache-topはPerlで作られたスクリプトで、既に立ち上がっているmemcachedサーバを一覧し、そのステータスを表示してくれる。デフォルトで3秒ごとにリフレッシュされるようになっており、topコマンドのようにシンプルに一覧表示してくれる。

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表示項目を追加したケース

 

一つのmemcachedサーバというより、複数ある場合が便利そうだ。CPU、ヒット率、オブジェクトの数、書き込み/読み込み、生存期間などを表示するようになっている。項目によっては起動時のオプションで指定する必要がある。

キャッシュサーバのようなものを立てている場合、一つのサーバで複数のmemcachedサーバを立てることになるかも知れない。それぞれの状態を監視すれば、より効率的なキャッシュ運用が可能になるだろう。

 

memcache-top - Google Code

 http://code.google.com/p/memcache-top/