Excelで作ったデータをデータベースに取り込む、なんて要件はよくある。面倒だがExcelデータをCSVに変換して、1番目のカラムが名称、2番目のカラムが価格…なんて定義したりした経験はないだろうか。

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ビジュアル的にデータのインポートを定義する

 

それがさらに関連しているテーブルに渡って処理しないといけないなんてなったらパニックだ。そこで使ってみたいのがdbTubeだ。

今回紹介するフリーウェアはdbTube、ビジュアル的にモデル定義ができるインポートプログラムだ。ソースコードは公開されているがライセンスは明記されていなかったのでご注意いただきたい。

dbTubeの良さは何と言ってもビジュアル的にデータの定義ができることだ。Open-jACOB Draw2Dを使って元になるExcelデータとテーブルのマッピングがドラッグアンドドロップでできる。さらにExcelデータは何行目から読み出すかと言った設定もできる。

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後はファイルを指定すれば良いだけ

 

データを複数の場所に配置することも可能で、さらにテーブルからテーブルにデータを飛ばすこともできる。リレーションの関係でデータを連携させる際にもこれなら容易に実現できそうだ。定義が終わったらImporter機能でファイルを指定すれば良い。

Excelリーダーのライブラリを使っているのでCSVに変換することなしにファイルを指定できる。データの定義はいつでも変更できるのでプログラムのメンテナンスが不要になれば、システム移行もスムーズになることだろう。

試していないが日本語の取り扱いにはまず期待できないだろう。データベース側の定義にも依存するからだ。しかしその修正を施す価値は十分にありそうだ。

 

dbTube

 http://www.dbtube.org/