アジャイル開発のためのプロジェクト管理「Agilo」
アジャイル開発にとって重要なのは、スクラムを組み、一気通貫で開発してしまう勢いだ。手間のかかるタスクの登録やステータスの更新その他諸々の面倒ごとをやっていたら時間はあっと言う間に過ぎ去ってしまう。
タイムライン
例えばTracは素晴らしいプロジェクト管理だが、少々画面が素っ気ない。そこでもっと便利に使えるAgiloを紹介しよう。
今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはAgilo、アジャイル開発を進めるためのプロジェクト管理だ。
Agiloはアジャイル開発を基本としたプロジェクト管理だ。VMWareのアピアランスも提供されているので、すぐに試すことができる。また、Tracのプラグインとしても提供されている。Wiki、タイムライン、ロードマップ、チケット、検索といった一般向けの機能に加え、チーム管理、グラフといった管理機能がある。
グラフ
何よりインタフェースがボタンを中心になっている。これだけでも開発者以外のユーザが使いやすくなるだろう。個別の機能としては要件の優先順位付け、個々のバックログ、ユーザストーリー、トレーサビリティ、プロジェクト進行状況グラフ、キャパシティ設定、自動のキャパシティ計算などの機能がある。
一般的なプロジェクト管理をアジャイル開発に適用しようとすると若干の無理や面倒が生じることが多い。本格的にアジャイル開発に取り組むのであれば、それにあったシステムを利用する方が良いだろう。Agiloはまさにそのためのソフトウェアと言えそうだ。
agile42 | Agilo™