これが新時代のJavaScriptなのか…サーバサイトJavaScriptフレームワーク「Ejscript」
JavaScriptはAjaxを境にして一気に進化の階段を上っている。JavaScriptフレームワークをはじめとして、様々なJavaScript周囲の実装が出始めている。そんな中にあって、JavaScriptの立ち位置はまだクライアントサイドが中心になっている。
サーバサイドJavaScriptのみならずアプリケーションフレームワークも提供
そろそろ一歩脱しよう。そう、サーバサイドJavaScriptを目指すのだ。
今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはEjscript、サーバサイド&フレームワークのJavaScriptエンジンだ。
サーバサイドJavaScriptを実現する技術やソフトウェアは幾つか存在する。その中にあって、特にEjscriptに注目したいのはWebフレームワークも実装されている点だ。それもScaffoldやMVCのサポート、Webサーバ機能などがある。Ruby on Railsを真似ているのは明らかだ。
アプリケーションのベースを生成する
ジェネレータを使ってベースとなるアプリケーションを生成したら、Webサーバを立ち上げる。ポートはデフォルトで4000番で立ち上がる。テンプレートの中にはJavaScriptの構文が書けるようになっている。
DB周りで多少の問題もあるようだが、SQLite3には対応し、MySQLも参照では使えるようだ(マイグレーションが対応していない模様)。バリデーション機能もあり、モデル内部に定義できるようになっている。
さらにmod_ejsモジュールが提供されており、ApacheやLighttpd、Appweb上でEjscriptを動かすこともできる。実行速度もそこそこ速い。Ejscriptを使えばサーバサイド、クライアントサイドともに同じJavaScriptで実装ができるようになる。これはなかなか期待がもてるソフトウェアなのではないだろうか。
**Ejscript - Embedded Javsacript Language