ブログを個人的なメモとして考えるならば、できるだけシンプルであるべきだ。普段使い慣れたエディタがそのまま使えて、個人的なメモをオンラインに公開するイメージであれば、日々の積み重ねを通じてそれを見た人とのコミュニケーションを楽しめる礎になる。

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ファイルやフォルダを使ったブログシステム

 

それであれば今までブログをはじめても続かなかった、という人でもやりやすいかも知れない。それを実現するのがStream of Consciousnessだ。

今回紹介するフリーウェアはStream of Consciousness、ファイルを読み込む形式の軽量ブログシステムだ。ソースコードは公開されているが、ライセンスが明記されていなかったのでご注意いただきたい。

Stream of ConsciousnessはPerlのブログシステム、Bloxsomクローンで、ファイルシステムに置かれているフォルダやファイルを使ってブログのカテゴリやエントリとして公開する。Bloxsomが443行で書かれているのに対して、Stream of Consciousnessは400行程度となっている。

UTF-8に対応しているようなコードはあるが、実際にはURLエンコードなどの処理はされていないので文字化けてしまう。機能はエントリー、静的ページ、プラグイン、テーマ機能となっている。

CGIまたはmod_rubyのどちらでも動作するが、セキュリティエラーなどが頻発したため筆者環境ではCGIで動作させた。テンプレート部分で文字エンコードが直接書かれている部分や、URLエンコードなど日本語対応させるには多少の修正が必要だ。

とは言え400行程度のコードであれば、理解するのも特に問題ないだろう。簡易的なブログシステムを通じてRubyの勉強をするのも面白そうだ。

 

**rsayers’s stream-of-consciousness at master - GitHub

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http://github.com/rsayers/stream-of-consciousness/tree/master