最近ではFacebookやPaypalもOpenIDとして参入するなど、世界全体でOpenIDに対する取り組みが行われている。メールアドレスをはじめとする通知機能がないなど、細かな問題はあるがIDを管理する煩雑さから解放されるのは良いことだ。

ピクチャ 22.png

OpenIDのプロバイダーになりたい方、個人でOpenIDサーバを立てたい方向け

 

そして逆にOpenIDを提供したいと思う人たちもいる。既存のシステムはもちろん、サービスのブランドを利用して提供したいと思うならPrairieを使ってみてはいかだろう。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはPrairie、PHPによるOpenIDプロバイダーだ。

PrairieはOpenID 1.1、そして2.0に対応したOpenIDサーバだ。認証システムのみを提供するようになっており、各自はPrairieでログインするとプロフィールページのみが提供される。

ピクチャ 25.png

テーマを変えた例

 

個人と複数人でのモードが用意されている。例えば個人の場合はopenid.moongift.jpのようなサーバを立て、ここでMOONGIFTが個人的なOpenIDとして使うことを想定している。プロフィールページがあるのはそのためだ。複数人のモードは通常のOpenIDサービスのようにみんなが利用するものになる。

テーマ機能があったり、プロフィールにはコンタクトページがあるなど、既存サービスの中にOpenIDを入れるのではなく、OpenIDの提供を目的として開発されている。独自ドメインでブログやWebサイトを運営されている方は試してみるといいだろう。

 

**Barnraiser

 **
http://www.barnraiser.org/prairie