※ 画面は公式サイトデモより

プログラミング言語がそうであるように、フレームワークにおいても開発の向き不向きが存在する。開発するシステムやその特性に応じて最適なフレームワークを選択することは、開発の工数を下げたりユーザビリティを向上させる効果があるだろう。

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まるでWeb OSのようなインタフェース

 

最近は基幹システムにおいてもWebアプリケーション化が進められている。そこでJavaを使った基幹システムであれば、Echo Web Frameworkの導入を考えてみても良さそうだ。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはEcho Web Framework、Javaを使ったWebアプリケーション開発に役立つフレームワークだ。

Echo Web Frameworkはプレゼン層のフレームワークであるが、JettyやTomcat向けのライブラリが提供されており、Javaをサーバサイドに、JavaScriptをクライアントサイドにした開発において便利に利用できる。

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各種ウィジェット

 

デモを見てもらうのが一番速いのだが、提供されている機能は数多い。ウィンドウ一つとっても入れ子にしたり、上や下にタブをもうけたりできる。メニューやカレンダー、カラーセレクト、スライダーなどのコンポーネントが提供されている。

リッチなテキストエリア、まるでWeb OSのような半透明ウィンドウ、詳細に設定できるレイアウトなどWebアプリケーションを開発する上で便利であろう機能が数多い。画面遷移を減らしたり、ユーザビリティを高める上で、このようなAjaxを多用した機能を手軽に提供できるメリットは大きい。

基幹システムなど、エンタープライズ系のシステムではJavaを選択するケースが多い。その際、インタフェースはJavaScriptでリッチにしたいと言われたら導入を検討したいフレームワークだ。

2009年02月26日 題名修正。

 

**Echo Web Framework | Developer information for creating AJAX web applications using the Echo2 and Echo3 frameworks

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http://echo.nextapp.com/site/