ソフトウェアの品質を高めるのにテストは欠かすことができない。プロジェクトの後半になってテストに十分な時間を費やすのは難しいことも多いので、テストを自動化する仕組みをあらかじめ考えておく必要がある。有名なものとしてはユニットテストが挙げられる。

ピクチャ 38.png

iPhoneアプリケーション開発者はぜひ

 

実際の動作までユニットテストで補うのは難しいが、それでもテストしやすいようにシステムを組み上げることでシステムの広範囲なテストと修正を容易にするだろう。iPhone向けアプリケーション開発者の方は、iUnitTestを使おう。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはiUnitTest、iPhone向けユニットテストフレームワークだ。

iUnitTestの面白い点は、iUnitTestで出来上がるのもまたiPhone向けアプリケーションであるという点だ。コンパイルされたアプリケーションを実行するとiPhoneエミュレータが起動し、テストを実行する。その結果は生成されたアプリケーション上で表示される。

ピクチャ 47.png

失敗すると黄色くなる

 

全てテストを通過し、オールグリーンであるとアプリケーションも緑になる。失敗があれば黄色、エラーがあれば赤く表示される(エラーは未確認)。全て成功した場合は何も表示されないが、失敗した場合は失敗したテストがリストアップされる。

テストを作り込んでおけばリファクタリングもしやすく、品質も維持される。バグなどが原因でAppStoreにはねられることもあるようなので、登録前に品質についてもきっちりと作り込んでおく必要がある。iPhoneアプリケーション開発者の方はぜひ導入されたいソフトウェアだ。

 

via 伊藤ソフトデザイン、iPhone向けユニットテストフレームワークをオープンソース公開 [SourceForge.JP Magazine]

katsuyoshi’s iunittest at master - GitHub

 http://github.com/katsuyoshi/iunittest/tree/master