Visual StudioやMS Accessの良い所は画面のデザインが誰でも簡単に作成できることだろう。そのため、整ったデザインにはならないこともあるが、それでも誰でも作成できてしまうというのは大きな利点だ。

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ドラッグアンドドロップでWebアプリケーションの画面を設計できる

 

Webの場合はHTMLを色々と修正する分、インタフェースの作成が面倒だった。そう、それは過去の話になるかも知れない。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはSigma Visual Ajax GUI Builder、GUi並みの操作性でWebインタフェースを作成できるソフトウェアだ。

Sigma Visual Ajax GUI BuilderはWebアプリケーションを容易に開発することができるIDEライクなソフトウェアだ。多数のコンポーネントをドラッグアンドドロップで配置し、キャプションや値、アクションを指定できる。 

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イベント機能もある

 

コンポーネントは非常に多数あり、ラベルやリンク、ボタン、チェックボックス、テキストボックス、テキストエディタ、プログレスバー、日付や時間のピッカー、メニュー、ギャラリー、グリッド、カレンダー、タイムライン、タブなどなど。まさにローカルアプリケーション並みに揃っている。

サイズや入力フォーマットなどはプロパティを使って変更できる。ボーダーや入力可否を指定するのもチェックボックス一つという手軽さだ。テーマもあり、標準的なWebインタフェースの他に、Aqua(Mac OSX風)やVista(Windows Vista風)が選べるようになっている。

イベント機能によって、ボタンなどを押した際のアクションも簡単に定義できる。Webアプリケーションなので、バックエンド側では受け取ったアクションを元にデータを返却し、それを反映する仕組みになる。

ノーマルビューによってソースを確認したり、デバッガーを使って実際の見た目を確認することもできる。Outlook風のサンプルやGoogleカレンダーを取り込み、表示するもの、画像編集Webアプリケーション、アンケートフォームなど驚愕するばかりのサンプルが多数用意されている。

Sigma Visual Ajax GUI Builderを使ったとしたら、Webアプリケーション開発がIDEを使うくらい容易になるかも知れない。ぜひ一度体験して欲しいソフトウェアだ。

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Googleカレンダーを取り込んで表示するサンプル

 

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Outlook風サンプルWebアプリケーション

 

**Ajax Visual Builder & Components - WYSIWYG Ajax GUI Composer By Sigmasoft

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http://www.sigmawidgets.com/products/sigma_visual/