iCalの公開先にSSHを使えるようにする「scalp」
Mac OSXに標準でインストールされるカレンダーアプリケーションであるiCal。GoogleカレンダーがCalDAVに対応したとあって、個人的には便利に使っている。そのiCalにはローカルのカレンダーデータを公開する機能がある。
カレンダーの公開先にSSHが指定可能に
デフォルトではMobileMeやWebDAVでないと公開できない。これは不便だ、不便すぎるのでSSHに対応したよというのがscalpだ。
今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはscalp、iCalの公開先にSSHを使えるようにするソフトウェアだ。
scalpをインストールした後、iCalでカレンダーを選択して公開を選ぶ。通常、http://以外のプロトコルではエラーダイアログが出るのだが、scalpをインストールしていればssh://が使えるようになる。もちろん認証情報を保存しておくことができる。scalpはSIMBLを使っているので、別途インストールしておく必要がありそうだ。
通常はこのようなエラーになる
内部的にはscpコマンドを使っているようで、これならばWebサーバにアップロードして公開するのも手軽になるだろう。MobileMeを使っていないユーザであっても自分のスケジュールを公開したいことはあるはずだ。その場合に便利に使えるだろう。
日本語のカレンダーであってもicsという拡張子を付けてアップロードされる。予定を変更した際に自動でアップロードする仕組みもある。なお、公開URLがssh://になってしまうので、その点は修正して人に伝えるようにしよう。
scalpインストール後
scalp - Google Code