モーションキャプチャという技術はご存知だろう。よく光学式が採用されるが、人の体にマーカーをつけてそのマーカーの動きをコンピュータに読ませるものだ。アニメーションやスポーツ、医療分野などで利用されることがある技術だ。

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ちょっとキャラクターに愛らしさが足りない?でも技術はすごい!

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そんな人の動きをキャラクターに真似させたアニメーションを作成してしまうのがAnimataだ。しかもリアルタイムに!

Animataはオープンソースのリアルタイムアニメーション作成ソフトウェアだ。

Animataは腕や足などのボディーパーツや、ちょっと怖いキャラクターなどが提供されており、それらのパーツに関節データをモデリングしていく。そして関節の連携等を定義すると、実際に絵だった腕などが動き始めるのだ。この作成過程のムービーがあるが、これは一見の価値がある。

Reverse Shadow Theatre from gabor papp on Vimeo

 

そのデータと人の動きとをどう連携させるかがいまいち分からなかったが、公式サイトにあるムービーではカメラの前で動く人とキャラクターとがほぼリアルタイムにリンクして動作する様子が映し出されている。これは凄い。

Animataでは例えば音楽やダンスのアニメーション化が挙げられている(実際にキャラクターは踊ったり音楽を演奏する物が多い)。他にもカマキリのように人以外のキャラクターデータも提供されている。

決して一般的なものではないが、この手のリアルとデジタルとがつながる技術は面白い。クリエイティブでとても面白いソフトウェアだ。

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カマキリ

 

Animata

 http://animata.kibu.hu/index.html

**animata - Google Code

 http://code.google.com/p/animata/**