Mac OSXをオンライン対応メディアセンターに変貌させる「Boxee」
我が家にはDVDプレーヤがない。DVDを見る場合はパソコンで見るか、データをコンバートしてApple TVやiPhoneで見ている。データで保存しておけば破損する心配も少なく、いつでも手軽に見られて便利だ。
デザインの優れたメディアセンター
Apple TVは使ってみると当初の予想以上に便利な存在に感じられる。音楽、動画、写真など全てのメディアが一極に収集することで楽しみ方が全く変わってきた。そんなメディアサーバを立てるのが面倒という人は、Mac miniあたりにこれを仕込むのはどうだろう。
今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはBoxee、メディアサーバソフトウェアだ。現在β版であり、ユーザ登録後にダウンロードできるようになっている。
BoxeeはXBMC(XBoxをメディアサーバにするソフトウェア)をベースに構築されているソフトウェアだ。各種メディアを楽しむのはもちろん、オンライン上の動画共有サイトのデータやLast.fm、flickrなど各種オンラインメディアを楽しむこともできるのが特徴だ。
再生中
デザインは見やすく、操作は簡単だ。動画や音楽、写真などを選べば簡単に再生できる。文字入力はソフトウェアキーボード対応になっている。atvusb-creatorを使えばApple TVにBoxeeの機能を追加することも可能だ。
アメリカ在住であればCBSやCNNといった海外のテレビ番組を見ることや、他のユーザが閲覧したデータを元にお勧めを提供するといったソーシャルな機能も追加されている。
Mac OSXには元々FrontRowというメディアセンター的な機能があるが、あくまで内部のメディアを見るための機能と言ったものだ。ネットに広がる様々なデータを楽しむならBoxeeはぴったりの選択だ。
boxee: the open, connected, social media center for mac os x and linux