先日、Djangoの勉強会に参加したのだが、特に管理画面の説明に重点を置いていたため、データベースのデータを簡単にメンテナンスできる画面が自動生成される仕組みというのは素晴らしく感じた。

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データベースのメンテナンス画面を生成

 

管理画面の目的はそれだけではないだろうが、データのメンテナンスを容易にしてくれるのがこのソフトウェアだ。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはRails DataBrowser、Ruby on Rails向けのデータベースメンテナンスプラグインだ。

Rails DataBrowserはプラグインやRubyGemsを使ってインストールする。Rails 2.1以降はRubyGemsを使う必要があるようだ。インストールが終われば簡単な設定を行うことで、/databrowserというパスで管理画面に入ることができる。

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検索機能もある

 

管理画面ではモデルが一覧で表示され、そのモデルを選択すれば表示、編集、削除といったCRUD操作ができる。さらにフィールドを指定しての文字列検索も可能だ。まさにDjangoの管理画面に匹敵するような機能が得られるのだ。

設定は数多く、パスを変更したり対象モデルを限定したり、ID/パスワードでセキュリティを高めることもできる。環境変数をみて、開発時のみ利用するように制限することもできる。非常に使い勝手の良いメンテナンスツールになるのではないだろうか。

データベースのメンテナンス画面は必要だが一つ一つ作るのは面倒だ。その点、Rails DataBrowserを使えば開発したモデルについて全て一気にメンテナンス画面ができあがってしまうので便利だ。

 

Rails DataBrowser - AboutRailsDataBrowser - Milk-it Software House

 http://redmine.milk-it.net/wiki/databrowser/AboutRailsDataBrowser