相当昔の紹介した覚えがありつつも、検索で出てこないと思ったら旧プロジェクト名だったのが原因だった。そう、Pidginは元々Gaimとして知られたIMプロトコル統合ソフトウェアだった。

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バディーリスト

 

変名の理由は分かりやすいもので、AOLの展開しているAIMと重なる部分があったからだ(元々がGTK+ AOL Instant Messangerということもある)。そして法的に争いそうになる前にソフトウェアの名前を変えて回避した。だがそんなことではPidginの魅力は下がらない。

Pidginは各種IMプロトコルに対応したチャットソフトウェアだ。オープンソース・ソフトウェアであり、GPLの下に公開されている。

PidginはWindowsやMac OSX、Linuxで動作する。WindowsではGTK+が必要になるが、Pidginのインストーラーが自動でダウンロードしてインストールしてくれる。起動後はタスクバーに常駐し、そこから呼び出すことができる。

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チャット画面

 

日本語向けにはパッチを当てたものがリリースされている(Windows版)。顔文字も送信できる。対応しているプロトコルはAIM、Bonjour、Gadu-Gadu、Google Talk、GroupWise、ICQ、IRC、MSN、MySpaceIM、QQ、SLIC、SIMPLE、Sametime、XMPP、Yahooとなっている。その他、プラグインを使って対応プロトコルを追加することもできるようになっている。

動作も軽快で、使い勝手は良い。IRCでも良いがグループチャットをしたり、ファイルを転送する機能もあるなど、普段から使うのに十分な機能が揃っている。SkypeとPidginがあれば、大抵のチャットには対応できるのではないだろうか。

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設定画面

 

Home | Pidgin

 http://www.pidgin.im/