技術者ならともかく、一般ユーザというのはインタフェースによってやる気が左右される幅が大きいものです。Wikiを会社で流行らそうとして、編集のインタフェースがネックになって流行らなかった…なんて経験をしたことはないでしょうか。そしてWYSIWYGなエディタを用意しても、その複雑やさインタフェースの善し悪しによっては受け入れられなかったりします。

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URLを挿入する所

 

そこで必要なのは、必要最低限の機能で、かつ使いやすいインタフェースを提供してくれるものになります。Flash製のobeditなら、この問題を解決してくれるかも知れません。LGPLの下に公開されているオープンソース・ソフトウェアで、使い勝手の良いエディタ機能を提供してくれます。

obeditでできるのは文字装飾(太字、イタリック、アンダーライン)、文字寄せ(左右、中央)、字下げ、リスト、リンク、スペルチェック、フォント変更、色変更になります。日本語も利用できます。

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HTMLソースレベルでの編集

 

背景色を変更することや、文字数をチェックしたりする機能もあります。ボタンは角丸になっていて、デザインも分かりやすく、ユーザにとっての使い勝手は良さそうです。開発者にとっても、通常のテキストエリア同様にデータも送られてくるので使い勝手は良さそうです。

ただし、データをロードする時にはURL指定する必要があるので、そこだけ作り込みが発生しそうです。それ以外は見た目も分かりやすく、高機能な他のJavaScript系WYSIWYGエディタのライバルになりえるでしょう。

Flashとあって、簡単にカスタマイズという訳にはいかないかと思いますが、ユーザビリティを考えるとこちらの方が使い勝手が良い場合も多そうです。使ってもらえるシステムのためにも、単なるテキストエリアではなくobeditを使って拡張してみるのはいかがでしょう。

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送られてきたデータ

 

via FLASHベースのリッチテキストエディタ『obedit』 [ホームページを作る人のネタ帳] 

obedit - Flash-Based Rich-Text Editor :: oblius.com ::

 http://www.oblius.com/projects/obedit/