これは面白い!

技術者は画像やイラストで表現するよりもテキストベースの表現を好む傾向にある。作るのが面倒というのも一つの理由ですが、画像だとコピー&貼付けで完結しなかったり、後で修正するのも手間がかかってしまうということもある。そこで作られるのがテキストベースのダイアグラムです。例えば下のような画像、よくメーリングリストなどで使われているのを見たことがないでしょうか。

Picture 275.png

まぁ個人的にはこれが見やすですし、理解するには十分かな、と。でも、これを技術者以外の方がみると、分かりづらいし何より見た目がいけてない、という話になってしまいますよね。そこで憮然と構えるのではなく、見やすく変換してしまおうというのがditaaです。変換結果は以下にて!

これが変換結果です。どうです、素敵でしょ?

test_3.png

 

これなら誰が見ても納得の一品のはず。ditaaはJavaで作られたソフトウェアで、テキストファイルに書いたダイアグラムを渡すとPNG画像にして返してくれます。画像ならずれることもなく、誰が見ても一致する結果が得られて素敵です。

白黒だけじゃなく、色を指定して生成することもできます。

Picture 276.png

元ネタはこれで、変換結果は以下。

test_2.png

この場合はオブジェクトが離れていますが、くっつけることも可能です。他にも、こんなパターンが作成できます。

Picture 277.png

角の加工を指定したパターン

 

Picture 279.png

カラフル&角丸指定

 

Picture 280.png

フローチャート向け

 

Picture 281.png

ポイントを使ったパターン

 

これだけできると、簡単なネットワーク図や、フローチャートならテキストベースで書けてしまいますね。テキストで保存して、バッチ処理で画像にして資料の中に取り込むようにすれば、メンテナンスも容易な仕様書が作成できそうです。

実行時のオプションは大きさ指定(縮小または拡大)、HTMLも同時に出力、全ての角を丸める、影付き、アンチエイリアス解除などなど。これらを組み合わせれば素敵なダイアグラムが得られそうです。

実行はコマンドラインなので、バッチ処理にも向いています。Java製とあってWindows/Mac OSX/Linuxとプラットフォームを選ばないのも素晴らしい。技術者の方でも、ビジュアルの優れた結果が得られれば、仕事のモチベーション向上にもつながるのではないかな、と。ぜひお試しを。

 

ditaa

 http://ditaa.sourceforge.net/

SourceForge.net: ditaa

 http://sourceforge.net/projects/ditaa/