アスキーアートのダイアグラムを画像に変換「ditaa」
これは面白い!
技術者は画像やイラストで表現するよりもテキストベースの表現を好む傾向にある。作るのが面倒というのも一つの理由ですが、画像だとコピー&貼付けで完結しなかったり、後で修正するのも手間がかかってしまうということもある。そこで作られるのがテキストベースのダイアグラムです。例えば下のような画像、よくメーリングリストなどで使われているのを見たことがないでしょうか。
まぁ個人的にはこれが見やすですし、理解するには十分かな、と。でも、これを技術者以外の方がみると、分かりづらいし何より見た目がいけてない、という話になってしまいますよね。そこで憮然と構えるのではなく、見やすく変換してしまおうというのがditaaです。変換結果は以下にて!
これが変換結果です。どうです、素敵でしょ?
これなら誰が見ても納得の一品のはず。ditaaはJavaで作られたソフトウェアで、テキストファイルに書いたダイアグラムを渡すとPNG画像にして返してくれます。画像ならずれることもなく、誰が見ても一致する結果が得られて素敵です。
白黒だけじゃなく、色を指定して生成することもできます。
元ネタはこれで、変換結果は以下。
この場合はオブジェクトが離れていますが、くっつけることも可能です。他にも、こんなパターンが作成できます。
角の加工を指定したパターン
カラフル&角丸指定
フローチャート向け
ポイントを使ったパターン
これだけできると、簡単なネットワーク図や、フローチャートならテキストベースで書けてしまいますね。テキストで保存して、バッチ処理で画像にして資料の中に取り込むようにすれば、メンテナンスも容易な仕様書が作成できそうです。
実行時のオプションは大きさ指定(縮小または拡大)、HTMLも同時に出力、全ての角を丸める、影付き、アンチエイリアス解除などなど。これらを組み合わせれば素敵なダイアグラムが得られそうです。
実行はコマンドラインなので、バッチ処理にも向いています。Java製とあってWindows/Mac OSX/Linuxとプラットフォームを選ばないのも素晴らしい。技術者の方でも、ビジュアルの優れた結果が得られれば、仕事のモチベーション向上にもつながるのではないかな、と。ぜひお試しを。
ditaa
SourceForge.net: ditaa